世界は誰かの仕事でできている

「世界は誰かの仕事でできている」

日本コカ·コーラ株式会社で販売されている缶コーヒージョージアが、2014年時にキャンペーンで使っていたメッセージだ。感銘を受けたコピーだったので今でもなお覚えている。

私たちは誰かの仕事で支えられており、また支えることで成り立っている。源流から下流へ。生産者がいて、それを届ける企業がいて、消費者がいて・・・。それぞれが役割をまっとうし活動することで経済がまわり世界がまわる。まるで一人ひとりが重要な歯車のように。どんな仕事でも必要だから存在している。

人は誰かのために仕事をしている

「世界は誰かの仕事でできている」ということは、「人は誰かのために仕事をしている」ともいえる。例えばパートナーのためだったり、子供のためだったり、困っている人を助けるためだったり・・・。そんなことを言うと、「いやいや、自分のために仕事をしているんだけど」という方もいるかと思う。しかし、自分のために仕事をしていたとしても、それは結果として誰かのためになっている。

仕事は、誰かの幸せをつくっている

仕事をすることで誰かのためになっているということは、誰かの「幸せ」をつくっているということ。自分がやっている仕事は社会で見ると小さな歯車かもしれない。しかし、それが繋がり合わさることで小さな歯車がだんだんと大きな歯車になり回っていき誰かの幸せにつながっていく。そう考えると、どんな仕事でも誇りを持つことができるようになります。

誇りを持って仕事をしているか

あなたは誇りを持って仕事をしていますか?
どんな仕事でも「誰かのために」なり、誰かを「幸せ」にしています。あなたの仕事が何であれ「誇り」を持って仕事をするべきです。誇りを持つことで仕事に対して「こだわり」を持つことができます。

私は教育とデザインの仕事をしています。私が現場で感じているのが、最近の若者は「こだわりを持ってデザインができていないのではないか」ということです。クリエイティブな仕事は正解がなく終わりがありません。したがって「納期」と「自分の見極め」がデザインの終わりとなります。最近はこの「見極め」が早いように感じます。粘って徹夜しろとはいいませんが、本当にその仕上がりで良いのか?本当につきつめて考えたのか?と疑問に感じることが多々あります。プライベートを大切にすることは非常に大事で自分の幸せは考えなくてはいけません。しかし、幸せをつくる仕事だと考え誇りを持つことができれば、もっとよいクリエイティブを生み出すことができるのではないかと思えてなりません。

「誇り」というと恥ずかしい感じがしますが、「誇りを持って仕事をしています」と言える人は素敵だと思います。

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