ブラシサイズが描くサイズより一回り大きい悩み、解決しました。
Photoshop歴20年以上の私は、Photoshopについての質問に何でも答え解決してきました。しかし、そんな私でもすぐに解決できない事件が!それは、「Photoshopのブラシサイズが実際に描けるサイズより一回り大きい」という悩み相談でした。
悩みを聞いたときは「ブラシの筆圧設定や環境設定のブラシの設定がおかしいんだろう」と思っていましたが解決できず。そんな馬鹿な。。。悔しくてPhotoshopの設定を色々変えてみましたが解決できず。いきついた答えは「Photoshopの問題ではないのではないか」ということです。
使用マシンはMacBook Airでしたが、比較的最近の機種でしたのでマシンのスペック問題ではない。再起動しても治らず。何が問題なのか。。ふと動かしているカーソルに注目すると普段見ているサイズよりも一回り大きいことに気づきました。もしかしてっ!
答えはシステム環境設定にあった!
[システム環境設定]>[アクセシビリティ]>[ディスプレイ]
macの[システム環境設定]の中にある[アクセシビリティ]を選択すると、[ディスプレイ]という項目があります。
[ディスプレイ]の中の[ポインタ]タブを選択すると[ポインタのサイズ]を変えるエリアがあります。そこにあるスライダが[大]の方に動いていました。
ポインタサイズを通常へ
[ポインタサイズ]のスライダを「通常」の位置へ動かします。
Photoshopで確認
Photoshopでブラシサイズを確認すると元に戻っていました!
Before
ブラシサイズより一回り小さいサイズで描いてしまう。
After
ブラシサイズぴったりのサイズで描くことができる。
なぜ[ポインタのサイズ]を変えてしまっていたのか?
ポインタサイズを大きくするメリットは、カーソルを目立たせ指している位置を分かりやすくするためです。
したがって、変更する必要があるシーンは次が考えられます。
- プロジェクターを使用したプレゼンテーション
- 画面の解像度が高く、カーソルが小さくなる場合
- 学校や塾などで授業をする場合 など
今回相談をいただいた方は学校の先生でした。ポインタサイズを変えた理由はプロジェクターで説明する際に分かりやすくするためだったそうです。まさかポインタサイズを変えるとPhotoshopに影響があるなんて私も想像していませんでした。これから表示サイズがおかしいときはアプリだけでなくシステム環境設定をみるよう心がけようと思います。
同じ悩みに直面している方のためになれば幸いです。