Illustratorの「オブジェクトをロック」と「隠す」機能を徹底解説!

Illustratorで作業をしていると、誤ってオブジェクトを動かしてしまう、または要素が重なりすぎて邪魔になることが多々ありますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、オブジェクトの「ロック」 と 「隠す」 機能です!

この記事では、それぞれの機能の手順やメリット、さらには最新バージョンの個別ロック解除まで徹底的に解説します!

オブジェクトの「ロック」と「解除」

オブジェクトのロックとは?

「ロック」とは、オブジェクトやレイヤーを選択・編集できないようにする機能です。
これにより、不要な誤操作を防いで、作業に集中できるようになります。

オブジェクトをロックするメリット

  • 誤操作を防止
    動かしたくないオブジェクトを固定し、安心して作業できます。
  • 作業に集中できる
    必要な部分だけを操作できるので、効率がアップします。
  • デザインの整理
    複雑なレイアウトでもロックを活用すれば、作業範囲が明確になります。

オブジェクトをロックする方法

ロックしたいオブジェクトを選択し、メニューから[オブジェクト]→[ロック]→[選択]を選びます。

ショートカット

CommandCtrl)+2:選択したオブジェクトを素早くロックします。

選択しているオブジェクト以外をロックする

オブジェクトがたくさんある場合、選択しているオブジェクト以外をロックしたい時があります。
一つひとつのオブジェクトを選んでロックしていくのは非常に面倒です。その場合は、ロックしたくないオブジェクトを選択してCommandCtrl)+ShiftOptionAlt)+2を押します。

これで、選択しているオブジェクト以外がすべてロックされ、対象のオブジェクトだけを編集できるようになります。

ロックを解除する方法

上部メニューから[オブジェクト]→[すべてをロック解除]を選びます。

ショートカット

CommandCtrlOptionAlt2:選択したオブジェクトを素早くロックします。

カンバス上で個別にロック解除する方法(最新バージョン)

メニューから[Illustrator]→[環境設定]→[選択範囲・アンカー表示]を選び、[カンバス上のオブジェクトを選択してロック解除] にチェックを入れ、[OK]をクリックします。

カンバス上でロックされたオブジェクトを選択すると、グレーのボックスが表示され、左側に南京錠のアイコンが現れます。南京錠のアイコンをクリックすると、ロックが解除されます。

レイヤーごとにロックする方法

レイヤーをロックするメリット

  • レイヤー全体を保護
    複数オブジェクトが含まれるレイヤー全体をロックできます。
  • 誤選択を防止
    特定のレイヤーだけに集中できます。

レイヤーパネルでロック&ロック解除する手順

ロックする場合、ロックしたいレイヤーの左側にある鍵アイコンをクリックします。ロックを解除する場合は、鍵アイコンをもう一度クリックすると、ロックが解除されます。

オブジェクトを「隠す」・「再表示」する

オブジェクトを「隠す」とは?

「隠す」とは、オブジェクトを一時的に非表示にする機能です。
作業スペースをスッキリ整理して、必要なオブジェクトに集中できます。

オブジェクトを隠すメリット

  • 視認性が向上
    不要な要素を非表示にして、作業対象が見やすくなります。
  • 作業スペースの整理
    表示するオブジェクトを絞り込むことで、画面がスッキリします。
  • 効率的な作業
    重なったオブジェクトが邪魔にならず、スムーズに作業を進められます。

オブジェクトを隠す方法

非表示にしたいオブジェクトを選び、メニューから[オブジェクト]→[隠す]→[選択]を選びます。

ショートカット

CommandCtrl)+3:選択したオブジェクトを非表示にします。

隠したオブジェクトを再表示する方法

上部メニューから[オブジェクト]→[すべてを表示]を選びます。

ショートカット

CommandCtrlOptionAlt3:非表示のすべてのオブジェクトを表示します。

レイヤー単位で隠す方法

レイヤーを隠すメリット

  • 不要なレイヤーを非表示にして画面を整理できる
    必要な部分だけを表示することで、作業スペースがスッキリします。
  • 特定のレイヤーに集中して作業できる
    非表示にしたレイヤーが邪魔にならず、効率的に作業を進められます。
  • 複雑なデザインを一時的にシンプル化
    作業対象以外のレイヤーを隠せば、デザインの整理や調整がしやすくなります。

レイヤーパネルで表示&非表示する手順

非表示にしたいレイヤーの左側にある目のアイコンをクリックします。再表示する場合は、目のアイコンがあった場所を再度クリックすると、レイヤーが表示されます。

まとめ

Illustratorの「ロック」と「隠す」機能を使いこなせば、デザイン作業が快適になります!

  • ロックのメリット:誤操作を防ぎ、特定のオブジェクトやレイヤーに集中できる。
  • 隠すメリット:視認性が向上し、不要な要素を整理できる。
  • カンバス上での個別解除:最新の環境設定でさらに効率アップ!

ショートカットや環境設定も併用すれば、作業がさらにスムーズになります。
初心者の皆さんも、これらの機能をぜひ活用して、Illustratorを効率的に使いこなしましょう!

この記事を書いた人
Experience Designer

大分県出身|アートディレクター兼デザイナー|デザインの先生|デザイナー歴18年|先生歴10年|✱2024年現在
学生〜プロ、経営者〜企業をデザインの力でスケダチ|外部デザイン顧問|デザインなどの情報を発信する「姫野家クリエイティブノート」を運営|広告賞多数受賞

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